海外への引越しが決まると色々な手続きが必要になりますね。今回は日本で契約したスマホをどうするかについて、私の経験をもとにご紹介いたします。
電話番号・キャリアメールアドレスを維持するかどうかで手続きも変わってくるのでいくつかご紹介したいと思います。
日本のスマホを海外で使う方法
今回ご紹介するのは日本で使用しているスマホをそのまま海外で使用する3つの方法です。
①国際ローミングを利用する
国際ローミングとは国内の通信事業者が、海外の国・地域の通信事業者のネットワークを利用して、データ通信や音声通話・SMSを行うための仕組みです。
例えば、ドコモの電波は日本国内にしかありませんが、国際ローミングを利用することで海外の通信業者の電波をドコモユーザーも使うことができます。
国際ローミングのメリット・デメリット
メリット
・SIMカードの差し替えなしで使える
・Wi-Fiルーターを持ち歩かなくていい
・プランや地域によってはお得に使える
デメリット
・料金が高い
・対応地域が限られている
キャリアの乗り換えなどの面倒な手続きなしで利用できるのがいいところですが、大手3社の国際ローミング・データ使い放題プランは1日あたり2,980円とかなり高額です。
長期間滞在予定の方にはあまりおすすめできない…
②休止サービスで電話番号維持
休止サービスはドコモ・au・ソフトバンクの大手3社が提供しているサービスです。
休止サービスの期間・料金
ドコモ
手数料:3,850円(ドコモオンライン手続きで申込みの場合は1,100円)
月額料金
電話番号保管・440円
メールアドレス保管・110円
保管可能期間:最長6年間
公式サイト「長期間利用されないとき」
au
手数料:3,850円
月額料金:409円
保管可能期間:最長5年間
公式サイト「一時休止・再利用」
ソフトバンク
月額料金:429円
保管可能期間:最長5年間
公式サイト「電話番号・メールアドレスお預かりサービス」
休止サービスのメリット・デメリット
メリット
・帰国後も同じ電話番号・メールアドレスが使える
デメリット
・月額料金が高い
・一時帰国の時に使えない
・本帰国後も、手続きをしないと使えない
キャリアメールアドレス(@docomo.ne.jp、@au.comなど)を無くしたくないという方はこちらのサービスがいいかと思います。
大手キャリアが保管してくれる安心感は大きい!
しかしこちらのサービスは手続きをしてしまうと再度、再利用の手続きをするまでスマホを使うことができません。
出国する直前の空港でも使いたい、帰国して空港ですぐに使いたいという方にはおすすめできません。
③格安SIMに乗り換える
私がおすすめする1番の方法はこちら
格安SIMに乗り換えをして、そのままスマホを海外へ持っていく方法です。
上記の休止サービスと比べると月額料金は高くなってしまう場合もありますが一時帰国の際、空港に着いてすぐにスマホが使えるのは大きなメリットです。
1番のおすすめは「povo」
私の1番のおすすめは「povo」に乗り換えをして電話番号を維持するという方法です。
povoはauのオンライン専用の格安SIMブランドとして2021年からサービスが提供されています。
大きな特徴として、基本料金が0円!
「トッピング」というデータ容量を自分の好きなタイミングで好きな分だけ購入できるという形式のサービスです。
以前は楽天モバイルも0円プランがありましたが、2022年6月で0円プランは終了しました。
povoのメリット・デメリット
メリット
・基本料金0円
・トッピング料金が安い(330円〜)
・eSIMに対応している
デメリット
・180日間以上トッピング未購入で契約解除
なんといっても基本料金0円が魅力です。
180日間に1回のトッピング購入で継続利用できるので1年あたり実質約660円で日本の電話番号が維持できます。
トッピング購入さえ忘れなければ、かなりお得!
私が実際に選んだ方法
私は一時帰国の時も飛行機を降りてすぐにスマホを使いたいと思っていたので、格安SIMのpovoに乗り換えをして出国しました。
180日間に1回のトッピング購入が必須ですが、基本料0円で維持できて、帰国後もすぐに使えるというメリットはかなり大きいなと思いました。
povoへの乗り換え手続きが、自宅にいながらネットで完結できるのも子持ちの私にはとてもありがたいポイントでした。
海外転居を控えていて日本のスマホをどうするか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
参考サイトまとめ
休止サービス参考URL
ソフトバンク
公式サイト「電話番号・メールアドレスお預かりサービス」
格安SIM参考URL
povo
「公式サイト」
楽天モバイル
「公式サイト」
IIJmio
「公式サイト」
LINEMO
「公式サイト」